世界ランキング自己最高位シングルスで4位のプロテニスプレーヤーの錦織圭さんが元モデルの「観月あこ」こと山内舞さんとの結婚を発表したのは2020年12月のことです。
約6年の交際を経ての結婚です。
おめでたいことなのですが、マスコミでは「逆風婚」と言われているようです。
父親や周囲にこの結婚に異を唱える人が少なくなかったらしいのです。
悪い噂や憶測はともかく、推定年収30数億円のスター選手を射止めた彼女へのやっかみもあることでしょう。それらを考慮しつつフラットな立場で、算命学的見地からこの結婚はどうなのかを正直にお話させていただきます。
YouTubeでお楽しみください
↓↓↓

錦織圭さんについて
1989年12月29日生まれ
錦織選手自身は、大きな川、季節は冬です。
水量の多い冬の川ですので、凍り付いたら流れは止まってしまい役に立たなくなります。しかし、冬の太陽が燦燦と降り注いでいますので、大河はゆったりと流れ続けることができます。大変強い宿命を持っています。
気が強く芯がしっかりしていますが、本心はなかなか明かさない人です。
調候の第一守護神と調和の守護神が透干し、宿命に守り神が多い人です。しかし、地支には冲動もあり波乱をあらわしています。ケガが多いのはそのせいかもしれません。
しかしその分、波乱や苦労に強く不安定な環境で力を発揮できる人、と言えます。
観月あこさんについて
1991年10月20日生まれ
観月さん自身は、大きな川です、季節は秋です。
気が強く芯がしっかりしていますが、本心はなかなか明かさない人です。
季節が秋ですので、観月さんは澄んだキレイな川です。水源が透干していて理想的な川と言えます。しかし、宿命に土性(忌神)が多いのが気になります。
その人自身をあらわす「日干支」が、錦織さんと観月さんは同じなのです!
同じ日干支同士の結婚
下図は錦織さんと観月さんの命式で、日干支が同じなのです。
こういう二人は出会いの頃こそ「なんか話が合うなぁ」とか「波長があってる感じ」があり、お互い「運命的な出会い」に思えたりするのです。
しかしそれは初期段階の錯覚で、そのうちに一緒にいると同調というよりは反発しあうような関係になっていきます。
算命学では「一家に同じ日干支は必要ない」というのがあります。
一つのキッチンに冷蔵庫は2台いらないのと同じ理屈です。鍋やお玉などの小物ならともかく、大きい冷蔵庫は1つで充分、もう一つあっても邪魔になるだけ、ということなのです。
同じ日干支同士は、結婚だけではなく友人関係・ビジネスパートナーにも不向きとされています。
同一天中殺での結婚
日干支が同じならば、必然的に天中殺も同じになります。これを特に「同一天中殺」といいます。
生活のリズム、サイクルが合いやすいのです。運勢の相乗作用を起こし、片方が上がるともう片方も上がり、逆もまた同じで運命共同体のような関係です。
ですから良いときはいいのです。しかし、片方が下落した時はもう片方も下落するわけで、一方が支えるということがなく「共倒れ」になる危険性もはらんでいます。
そして仲が悪化すると腐れ縁になり、なかなか別れられず悪循環を繰り返す、という現象を起こします。
2020年に二人は結婚していますが、干支は子年でした。
子年は二人とも天中殺の年ですので、この結婚は「同一天中殺での結婚」ということになります。
大運天中殺での結婚
こちら、観月あこさんの大運表です。
観月さんは上図の黄色のマーカーが示すように17歳から37歳の誕生日までの20年間が大運天中殺にあたっています。
現在は大運天中殺の真っ只中、つまりこの結婚は「大運天中殺での結婚」ということになります。
ということは観月さんは、年運でも天中殺、大運でも天中殺のときに結婚をした、ということになるのです・・・。重なってしまいました。
「天中殺」は、恐れるものではありません。
とは言え運勢が眠っていて休むべきときですので、結婚など人生における大きなイベントをするときではありません。
結婚にしろ仕事にしろ、天中殺で始めたことはまっとうできない、とされています(※例外はあります)。
生月中殺について
こちら錦織さんの命式です。
宿命内にこの図のように生月中殺を持っています。
下図のように生月中殺が壁となってどーんと立ちはだかるため、こちら側にいる錦織さんからは壁の向こう側にいる妻が、良く見えていない可能性がある、ということなのです。
誰にでも見えるものが、錦織さんにだけは見えていなかった?
いえ、結婚したからといって妻の全てを見る必要はありません。しかし、見えていないものがある、という自覚は必要だと思います。
最後に
占い師をしていると結婚の相談というのはよくあります。
うまくいかない結婚に該当するいくつかの要素、というのがあって、それらを外していれば、まあ大丈夫でしょう、というようなアドバイスをさせてもらっています。
その外すべき「いくつかの要素」のうちの実に3つを、この結婚では満たしてしまっています。
1.同じ日干支同士の結婚である
2.年運天中殺での結婚である
3.大運天中殺での結婚である(妻のみ)
3つもそろってしまう結婚はちょっと珍しいです。(※回避の方法はいくつかあります。おいおいご紹介させていただきます)
算命学的に正直にお話すると、このような結果になります。
コメント